新世界編に突入してからヒョウゾウ、モネ、ピーカなどの強敵を相手に圧倒的な強さを見せるロロノア・ゾロ。
強さの底がまだまだ見えず、真の実力を隠しているようにも感じますよね。
ワンピースの915話”博羅町”でも、ワノ国一の相撲取り”浦島”が「あの浪人の妙な気迫で身を引いたが…」と発言していましたが、これはゾロの持つ覇気に関係しているのではないでしょうか。
私はゾロの”覇王色の覇気”が覚醒しているのではないかと考えています。
今回はゾロの”覇王色の覇気”が覚醒すると思われる伏線を主に3つ紹介し、それについて徹底的に考察していきますね!
モネ戦にてゾロが見せた”威圧”
まず、ゾロが覇王色の所有者であると思われる1つ目の伏線『パンクハザードのモネ戦でゾロが見せた”威圧”』について、考察します。

モネに腕を噛まれたたしぎを助けるために、ゾロは殺気を放ち威圧するのですが、
モネは「何!?体が…。動かない」と完全に足がすくんで動けない状態になり、ゾロに斬られてしまいました。
この”威圧”が覇王色の覇気と同じものだとは思えませんが、性質としては覇王色の覇気による”威圧”にとても近いと感じます。
ゾロが威圧している時の顔の描写も、ルフィが覇王色の覇気を使用時の描写に似ていました。
さらに気になるのはゾロの威圧を受けたモネに、「ドクン」という覇王色特有の擬音が使われていることです。

上記のルフィの画像からもよく分かりますが、覇王色が発動した時に「ドクン」という擬音が使われていることは非常に多いのです。
そして、ゾロに威圧されたモネにも「ドクン、ドクン…!!」という擬音が使われていました。

やはり、モネ戦でゾロが使った威圧は覇王色の覇気に非常に近い性質を持っているのではないでしょうか。
さらにゾロが威圧してモネが「斬られる!!!」と感じた上記の描写ですが、
実はゾロに2年間剣技を教えた「ミホーク」も同じような威圧を使っていました。
それはマリンフォード頂上戦争にてルフィがミホークと対峙した時のことです。

ルフィは立ちはだかるミホークを突破するために「ゴムゴムのJETバズーカ」を放とうとしたのですが、ミホークの威圧で腕を斬られると判断し、咄嗟にその手を引っ込めました。
このゾロとミホークの威圧の描写は、構図からしてとても似ていますよね。
もしも尾田さんが意図的にゾロとミホークの描写を似せて描いたのならば、
この威圧は2年間の修行でミホークがゾロに教えたのかもしれません。
その修行をする中で、ゾロに秘められていた”覇王色の覇気”が覚醒したとも考えられます。
ちなみに私は、ミホークも覇王色の使い手である可能性が高いと思っています。
覇王色の覇気はただ単に戦闘力が高いものに発現するわけではなく、『王の資質』という才能がなければ発現することはありません。
覇王色が覚醒したドフラミンゴに対してトレーボルは
「それは”王の資質”を持つ証」と語っていましたね。
七武海の”ボア・ハンコック”や八宝水軍の元棟梁”ドン・チンジャオ”も覇王色の使い手なのですが、彼らは戦闘力だけでいえば作中最強クラスに値するとは思えません。
しかしハンコックは女ヶ島の九蛇海賊団を率いていて、チンジャオも八宝水軍をまとめ上げたりと
「王の資質」を持っていることはよく分かります。
基本的に一匹狼なミホークに「王の資質」があるのかは難しいですが、シッケアール王国のヒューマンドリルをまとめ上げたり、最近ではペローナとも仲良くしている描写から
実は「王の資質」を持ち合わせていてもおかしくないと思います。
麦わらの一味の副船長ポジションであるゾロも、現在のところは「王の資質」のような才能をあまり見せてはいないのですが、
ゾウにてルフィと別れる時に「おれがワノ国の侍達をまとめ上げといてやる!!」と発言していて、今後ゾロがワノ国の侍を従える展開が予想できます。

ゾロがワノ国の侍を従え、王の資質を見せるのならば、
こちらもゾロが覇王色の覇気を覚醒させる伏線なのではないでしょうか。
ゾロとレイリーの共通点を考察
そして、ゾロが覇王色の覇気を覚醒させる2つ目の伏線、
それは海賊王の副船長”シルバーズ・レイリー”との共通点です。
レイリーはロジャーの一人目の仲間であり、ロジャーの右腕とも呼ばれるロジャー海賊団の副船長でしたね。
同じくゾロもルフィの一人目の仲間であり、ルフィと同じく「最悪の世代」に名を連ねる程の実力を持っています。
そして、”麦わらの一味”の中では副船長的存在とも言えます。
海賊王を支えたレイリーが覇王色の覇気の使い手であるように、未来の海賊王となるルフィを支えるゾロは覇王色の覇気を覚醒させるのではないでしょうか。
またゾロとレイリーには、見た目にも「ある共通点」が存在するのです!

新世界編に突入してから、ゾロの左目に傷ができていたのですが、
それに対してレイリーは右目に傷があります。
さらにゾロには左肩から斜めに大きな傷あるのに対して、レイリーは右肩から胸にかけて傷があります。
ゾロの傷はバラティエにてミホークに斬られたものなのですが、
このような”左右対称の傷”が単なる偶然で描かれたとは思えません。
もしこちらの描写も尾田さんが意図的に描いていたのならば、それはゾロとレイリーが海賊王を支える副船長として、対応した関係であると考えられます。
魚人島でのゾロのセリフの意図とは?
そして最後に『魚人島にてルフィが覇王色の覇気を使った時のゾロのセリフ』について考察していきます!
ルフィはギョンコルド広場にて約10万人の敵に対して覇王色の覇気を放ち、敵の大半を失神させたのですが、
「やはり持っていたか!」と驚くサンジに対して、ゾロは「これくらいやって貰わねェと、船長は交代だ。」と言っていました。

”自分の上に立つ船長のルフィには、当然のごとく覇王色の資質を持っていてもらわなきゃ困る”という意味に捉えることができるのですが、
この船長交代だという発言には『俺は覇王色が使えるから、もしルフィが覇王色を使えないのであれば、船長交代だ』という意味も含まれているのではないでしょうか。
もしもゾロが2年間の修行の内に覇王色を覚醒させていたのならば、魚人島でのこの発言もしっくりきます!
やはりゾロは既に覇王色の覇気を覚醒させていて、今はまだその力を隠しているのではないでしょうか。
ワンピース”ゾロの覇王色の覇気”考察まとめ
今回はワンピースの”ワノ国編にてゾロの覇王色の覇気が覚醒する説”を考察してみました!
ゾロは新世界編にて、魚人島のヒョウゾウ戦、ドレスローザのピーカ戦と強敵に対しても
ほぼ無傷で勝利していて、その真の力というのはまだまだ計り知れません。
また、冥王レイリーは覇王色の覇気について、「この世で大きく名を上げる人物は、この力を秘めていることが多い」と発言していて
世界一の大剣豪を目指すゾロが覇王色の所有者であっても違和感はないです。
さらに当記事で考察した伏線の存在も踏まえると、やはりゾロの覇王色が覚醒する可能性は高いのではないでしょうか。
今後ワノ国編では剣士であるゾロに着目して物語が進むと予想されるので、今後のゾロの活躍が実に楽しみですね!
ゾロの「妙な気迫」については、コチラの記事でも考察しています♪