階段で転んで死んでしまったゾロの旧友”くいな”
その”くいな”が『実は生きている』という”くいな生存説”は昔から噂されていましたが、現在連載中のワノ国編にて”くいな”が登場する気配は見られません。
さらに、くいなとキャラが被る女性剣士”お菊”の登場、”くいな再登場”と話題になったワンピース917話(く・い・な)で登場しなかったことから
くいながワノ国で登場する可能性は更に低くなってしまったのですが、可能性がゼロとは言い切れません。
今回は革命軍”イワンコフの墓”など数々の伏線から、くいな生存説を考察していきます!
くいなは階段で転んで死んだのか??

”くいな”といえば、ゾロの出身”シモツキ村”にて幼い頃に死んでしまいましたよね。
くいなが死んだことで、ゾロは『くいなのぶんも強くなる!!』『天国まで名前が届くように世界一強い大剣豪になる!!』と誓いました。
この回想はゾロが世界一の大剣豪になると強く誓った感動エピソードではあるのですが、一つ気がかりなのはくいなの死因です。
くいなは階段で転んで死んだのです。
現実世界ならまだしも、ワンピースの世界においてはちょっと違和感を感じる死に方ですよね…
くいなは子供時代のゾロを圧倒するほど身体能力が高く、階段から落ちただけで死ぬとは到底思えません。
ちなみに子供時代のゾロは、道場の大人を含めた誰よりも強かったです。

そのゾロよりも圧倒的に強いくいなが、階段から落ちただけで死ぬのは違和感があります。
『女の子では世界一強くなれない』の真意とは?
また、くいなにもゾロと同じく『世界一の大剣豪になる』という大きな夢がありました。
しかし父”コウシロウ”には、『女の子では世界一強くなんてなれない』と言われてしまいましたね。

世界一の剣豪になるという夢を叶えたくて、日々の修行に励んでいたくいなには辛い言葉です。
自分の夢が『女だから』って理由だけで叶わない…
『私だって世界一強くなりたいよ!!』『私も男に生まれてくれば…』と、くいなは強く悲しんでいました。
そして、ゾロと世界一の剣豪をかけて戦う約束をした翌日に死んでしまったのです。

しかし、ここで一つ気になるのはコウシロウの言葉です。
『女の子が世界一強くなんてなれない。』
逆を言うならば、『男ならば、世界一強くなれる』可能性があるのです!
私はこれらのことから、くいなはゾロと『世界一の大剣豪をかけて戦う』と約束した日に”男性”へと性転換することを決意し、その翌日に死んだふりをして姿をくらましたのではないかと考えました。
くいなが男へと性転換する…
流石にぶっ飛んだ考察だと感じる読者様も多いかもしれませんが、根拠はあります。
なぜなら、くいなの父”コウシロウ”には『くいなを男性へと性転換できる知人』が存在するからです。
革命軍”イワンコフ”がくいなを男に!?
くいなを男性へと性転換できる”コウシロウ”の知人とは一体誰なのでしょうか。
それは革命軍の幹部”エンポリオ・イワンコフ”です!

イワンコフといえば”ホルホルの実”の能力によって、生物のホルモンを自在に操作することができます。
人間の性別を変えることもできるのです。
イワンコフならば、くいなを女性から男性へと性転換することも可能ですよね。
ここで、コウシロウとイワンコフが知人なのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが、
その描写はワンピース589話『風雲の志』に描かれていました。
それはゴア王国に天竜人の船が着港した日の夜、
つまりサボが船出し、天竜人”ジャルマック聖”に撃たれた日です。

革命軍はシモツキ村のコウシロウの道場にて、食糧を恵んでもらっていましたね。
くいなが修行しているコマにて、道場の子供達が『昼間見たか?でっけー顔の人間』と噂話をしています。
この描写から、イワンコフ自身がコウシロウの道場を訪ねていることが分かります。
コウシロウとイワンコフの関係については未だに謎ですが、この2人が知人であるならば、
コウシロウは”くいな”の『男として生まれたかった』悩みをイワンコフに相談している可能性が高いのではないでしょうか。
ワンピース0話-STRONG WORLD-にてコウシロウは『この子には道場を継がせたかったが…』『女の子ではねェ…』と言っています。

道場の跡継ぎとして男の子が生まれなかったことは、コウシロウにとっても悩みの種だったのです。
これらのことから、くいなは『階段から落ちて死んだ』ということにして姿をくらまし、イワンコフの能力によって男性へと性転換したのだと考えられます。
それならば、くいなが生存していたとしても辻褄が合いますよね。
くいなはゾロと『世界一の剣豪をかけて勝負する』と約束した翌日に命を落としたことになっていますが、
この約束をした夜、ゾロとの約束を果たすために
くいなは男になることを決意したのではないでしょうか。
”イワンコフの墓”がくいな生存の伏線に!?
またシモツキ村で気になることといえば、”イワンコフのお墓”です!

扉絵シリーズ「世界の甲板から」では、シモツキ村にて”くいな”のお墓参りをするコウシロウが描かれているのですが、
そのくいなのお墓の隣には、なんと『イワ ~ 』と描かれたお墓があるのです。
”イワ”より下の文字はごまかされてしまって読むことができないのですが、ワンピースの登場人物の中で考えると
名前に”イワ”が付く人物は革命軍の”イワンコフ”以外に思い当たりません。
もしもこれがイワンコフ本人のお墓であるならば、イワンコフ自身もシモツキ村の出身であり、
性転換のために死を装った過去があるのかもしれませんね。
また、イワンコフの墓がくいなの墓の隣にあること、くいなの母親が現在生きている描写がないこと、くいなとイワンコフの髪色が似ていることから、
コウシロウとイワンコフが夫婦であり、その子供がくいななのかもしれないとも考えました…
しかし、ワンピース0話-STRONG WORLD-にて登場した”くいなの母親”はおしとやかな雰囲気であり、
イワンコフとは間逆な性格なので、その説はないと信じたいです…笑
お葬式を挙げた”くいな”が生きてるのか?
今回挙げた数々の伏線から”くいな”が生きていてもおかしくないと私は考えているのですが、
逆にくいな生存説を疑問に感じる場面もあります。
それはくいなのお葬式の場面です。

くいなのお葬式の時に、くいなが死んでいる姿はしっかりと描かれていました。
この場面でくいなの顔は布で隠されていたので死んだふりをしてやり過ごしたとも考えられますが、
周りの大人達がくいなの死んだふりに気づかなかったのかは疑問に思うところです。
つまりくいなのお葬式が”偽装の葬式”ではなく、本当にくいなが死んでいてお葬式を挙げた可能性もあるのです。
ただ”偽装のお葬式”というワードにだけ注目してみれば、ワンピースの物語において死んだふりをして”偽装のお葬式”を挙げた事例は今までに二度ありました。
一度目は、キュロスと結婚するために死を装ったドレスローザの王女”スカーレット”。
そして、『ジェルマ66』の”ヴィンスモーク・ジャッジ”は能力が覚醒しない”サンジ”を失敗作として死んだことにしました。

これらの事例があることから、くいなが男として生まれ変わるために
偽装のお葬式を挙げていてもおかしくないと思います。
ワンピース”ワノ国にてくいな生存の伏線”考察まとめ
今回はワンピースの”ワノ国にてくいな生存の伏線”を考察してみました!
もしもくいなが男性へと性転換したのならば、『世界一の大剣豪』になる夢を叶えるために、
強者の剣士が集まるワノ国で修行しているのではないでしょうか。
くいなには『世界一の剣豪をかけて戦う』というゾロとの約束があります。
ワノ国にてゾロとくいなが再会を果たすならば、その約束の戦いがワノ国編にて果たされるのかもしれませんね!