百獣海賊団の最高幹部であり、『リュウリュウの実 古代種”モデル プテラノドン”』の能力者でもある”火災のキング”
人型モードの時には、全身黒ずくめのコスチュームに身を包み、堕天使のような黒い翼が生えていてめちゃくちゃカッコいいですよね!
ただこのキングのコスチュームは、どこかで見覚えがあるような…
今回はキングの服装や性格など現時点で判明している情報から、その正体について考察していきます!!
キングとシリュウの共通点??
キングの正体を考察する上で、一番気になるのはその「服装」です!
キングが初登場したワンピースの第925話では、黒ひげ海賊団の2番船船長”雨のシリュウ”も登場しているのですが、
キングとシリュウの服装はなんだか似ているような気がしますよね…

似たような形状の「黒い制服」に、襟元には全く同じ「ドクロマーク」が刻まれています!!
同じ話に登場した二人が似たような服装をしていることは、作者の尾田っちも自覚しているはずであり、これは何らかの意味を持つ伏線と考えて良いでしょう。
シリュウといえば、元々は海底監獄”インペルダウン”の看守長だったのですが、憂さ晴らしの為に囚人を虐殺する態度が問題視されて、当時の監獄署長”マゼラン”によって「LEVEL6」に幽閉されてしまいました。
その後、インペルダウンに襲撃してきた”黒ひげ海賊団”を対処するために開放されたのですが、署長のマゼランを裏切り、黒ひげ海賊団の一員となってしまったのです。
シリュウはインペルダウン看守長当時は、黒い制服にインペルダウンを表す「ID」のマークを入れていたのですが、海賊になった後は制服のマークを「ドクロ」に変えているみたいですね。

まぁ政府側を裏切り海賊となったわけなので、ドクロマークを付けていることには納得できます。
そして、そのシリュウと同じ「ドクロマークの黒い制服」を着ているキングは、シリュウと似たような経歴を持つのではないかとも考えることができます。
現在は百獣海賊団に所属している”キング”も、元々はインペルダウンの看守の一人であり、シリュウのように政府側を裏切って海賊になったのではないでしょうか!
さらにキングの制服を細かく見てみると、襟の形はマゼランのものと同じ形をしていますし(マゼランは襟を立てている)、ボタンの配置はシリュウと同じです。

また、インペルダウンの看守といえば、マゼラン・ハンニャバル・サルデスの3人は「悪魔のような翼」を持っていましたが、キングも黒い翼を持っています!
シリュウも看守長だった時は、背中に翼がありました。(その後、消えたのが気になりますが…。笑)

ただ、キングの持つ翼は悪魔のような翼というよりは「鳥の翼」のようで、ワノ国編に登場した”天狗山飛徹”が持つ翼の黒バージョンって感じもしますね!

翼に関しては詳細不明ですが、見た目に数々の共通点を持つことから、キングは海底監獄”インペルダウン”に関係がある人物と言っても過言ではないでしょう。
キングは拷問好き!?
キングとインペルダウンの関係性を考察する上で、さらに気になるのは”クイーン”のセリフです!
初登場時、クイーンはキングに対して、『黙れ、拷問好きの変態野郎!!』と言っていました。

拷問とは、「罪の疑いのある者に肉体的な苦痛を与えて、白状を強制する」行為であり、インペルダウンの看守であるならば、捕まえた海賊を拷問する機会もあったことでしょう。
そういえば、インペルダウンの”サディちゃん”は初登場時に『私は拷問大好きサディちゃん!!』と名乗っていて、囚人を痛めつけてその悲鳴を聞くことが大好きでしたね。
元看守長の”シリュウ”は憂さ晴らしに囚人を虐殺していました。
このように、インペルダウンには「人を痛めつけることが好き」な看守も在籍しており、似たような嗜虐性のあるキングもインペルダウンの元看守だったのではないかと考えることができます!
さらに拷問といえば、ワンピース第795話「自殺」の”カイドウ”の説明にこのようなものがありました。
『海軍または敵船に捕まる事18回…!!拷問に次ぐ拷問を受け、罪人として生きてきた。』
『1000度を超える拷問、40回の「死刑宣告」。時に首を吊られるも鎖はちぎれ、時に断頭台にかけられるもその刃は砕け…。くし刺しにするも槍は折れ、結果沈めた巨大監獄船の数は9隻…!!』
つまり、”カイドウ”は海軍に捕まり拷問を受けていた過去があるのです!
カイドウがインペルダウンに収監されていたという記述はないので、カイドウは海軍に捕まったことはあっても、その度に監獄船を沈めて脱獄していたことが分かります。
ここからもカイドウとキングの繋がりが見えてきますよね。
カイドウが収監されていた”巨大監獄船”で、カイドウを拷問していた人物こそがキングなのではないでしょうか!
拷問好きなキングからしたら、どんなに拷問しても死なないカイドウは興味深い存在であるはずです。
囚人と看守という立場で顔見知りとなったキングは、何らかの理由でカイドウに誘われて、百獣海賊団に入団したのだと思います!
カイドウは強くて戦力になる人物ならば、元々敵であった人物でも部下になるよう仕向けます。
20年前には光月家側にいた”酒天丸”は、当時カイドウと一悶着あったらしいのですが、カイドウは『おれの部下になるならウィ〜、全て水に流そうじゃねェか…ヒック』と言っていました。

ルフィが「博羅町」にてカイドウに敗北した時にも、『心をへし折りゃ、いい戦力になる!!』と言っていましたね。
現在、囚人採掘場に捕らわれている”ユースタス・キャプテン・キッド”も、部下にするつもりなのでしょう。
このようにカイドウはかつての敵をも部下に引き入れて海賊団の戦力を強化する傾向があるので、キングも元々は敵対していたインペルダウンの看守だった可能性が高いです!
キングがインペルダウンの元監獄署長!?
もしもキングがインペルダウンの元看守だとして、どのような立場の人物だったのでしょうか。
カイドウの懐刀と言われる程の強さを持つ”キング”なので、インペルダウンの最高責任者である「監獄署長」だった可能性も考えられます!
監獄署長といえば、2年前には”マゼラン”が務めていましたね。
(現在はマゼランが席を譲ったため、”ハンニャバル”ですが…。笑)
マゼランは現在黒ひげ海賊団の幹部であるシリュウと互角の実力があると言われていましたので、監獄署長の実力は四皇幹部に匹敵する程ものだと考えられます。

そう考えると、百獣海賊団の最高幹部であるキングは、インペルダウンの監獄署長だったのかもしれませんね!
実はワンピース第0話「STRONG WORLD」にて、22年前の監獄署長がセリフだけ登場しているのですが、(当時はマゼランが副署長)
その監獄署長だった人物がキングだったら面白そうです!

22年前といえば、”金獅子のシキ”が史上初のインペルダウンの脱獄者となった時なのですが(モーリーはバレてないので除きます。笑)、
インペルダウンからの脱獄者は前代未聞だったため、監獄署長だったキングは責任を取ってインペルダウンを辞めることになったのではないでしょうか。
さらに、20年前のキングは百獣海賊団に所属していて、「おでん城」を攻め落としているみたいなので、時系列的にもピッタリ合います。

ワンピース”キングの正体”考察まとめ!!
今回は”火災のキング”の正体について、考察してみました!
インペルダウンの看守と同じ服を着ていること、拷問好きの変態野郎であることから、キングが元々はインペルダウンの看守であった可能性が高いです。
キングの”火災”という異名からも、インペルダウンのLEVEL4「焦熱地獄」の火の海を作ったのはキングなのかなー、とか想像してしまいますね。笑
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