魚人島のポーネグリフに、その名が刻まれていた
”ジョイボーイ”
彼は「空白の100年」に実在した人物なのだそうですが、
一体何者なのでしょうか…!?
ジョイボーイとは??
”ジョイボーイ”という名が初めて登場したのは、
第628話にて、ロビンが海の森の「歴史の本文(ポーネグリフ)」を読んだ時でしたね。
ポーネグリフの文字を解読したロビンは、このように話していました…!!

『今まで読んできた歴史の本文とは、少し違うみたい…。』
『まるで”手紙”…。それも”謝罪文”…。
一体、誰に謝ってるの?』
『あなたは何者なの?”ジョイボーイ”…。』
ポーネグリフは普通「石の在り処を示す石」「情報を持つ石(リオ・ポーネグリフ)」「ラフテルの場所を示す石(ロード・ポーネグリフ)」の3種類に分けられるのですが、
この石はそのどれとも少し違ったみたいです。
内容は誰かに宛てられた”謝罪文”…。
手紙の送り主は”ジョイボーイ”と名乗っていました…。
魚人島での戦いが終わった後(第649話)、ロビンはジョイボーイの正体について、
リュウグウ王国国王”ネプチューン”に問いかけます。

ネプチューンが言うには…
『ジョイボーイは、「空白の100年」に実在した地上の人物』
『あの文章は、当時この島にいた”人魚姫”に宛てられたもの』
『内容は、魚人島との約束を破った事への謝罪文』
とのこと…。
そして、『いずれ必ず、ジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる。』という伝説が魚人島の王族には伝わっており、
ネプチューン達はその日が来ることを信じて、約束の舟「ノア」を見守り続けていたそうです!

空白の100年に生きた”ジョイボーイ”が一体何者なのか…。
魚人島と交わした「約束」の内容も、気になりますなァ。
魚人島と交わした「約束」
ネプチューンは”ジョイボーイ”と約束の舟「ノア」について、このような話もしていました…。

『あの方舟「ノア」は歴史の残骸などではないんじゃもん!!』
『数百年もの遥か昔に”偉大なる人物”と交わした「約束」を、あの舟はじっと海底にて待ち続けておる。』
ここでいう”偉大なる人物”とは、”ジョイボーイ”のことですね!
約束の舟「ノア」については…
バンダー・デッケン九世『大昔、魚人島民が総出で造ったという謎の巨船「ノア」!!』(第932話)
海王類『直すには、「あの一族」の力が必要だが…。時代が代わった…。』(第648話)
と話されていたことから、空白の100年に魚人島民が「とある一族」の力を借りて造ったものだということが分かります。
ルフィがノアを破壊しかけた時、ネプチューンが『すまぬ、約束は果たせぬようじゃもん…。ジョイボーイ…。』(第647話)と謝罪していたことからも、
この舟はジョイボーイが魚人島との約束を果たした時に必要不可欠な物なのでしょう!
それでは、ジョイボーイが魚人島と交わした「約束」とは一体なんなのか…。
この内容は「魚人島の住民を地上へ移住させること」なのだと考えられます!
今は亡きネプチューンの妻”オトヒメ”の夢は、
『リュウグウ王国を地上へ移すこと』でした。
そして、この夢は『魚人島民の遠い先祖が試みて、無念のまま潰えた夢そのもの』でもあるのです…!!

今から200年前、リュウグウ王国が世界政府の加盟国となるまで、
この世界の”魚人族”と”人魚”は「魚類」に分類されていました。
迫害を受けていた大昔の魚人達は、唯一光の指す「陽樹イブ」の元に住むことしかできなかったのです…。
つまり、ジョイボーイが「空白の100年」に魚人島民と交わした約束とは、
『太陽の元での暮らし』だったのではないでしょうか…!!
大昔の魚人族達も、オトヒメ王妃のように地上での暮らしを夢見ており、
ジョイボーイは人間と魚人島民が共存できる世界を約束したのだと考えられますね!
人魚姫宛てに”謝罪文”を書いたというわけですね…。

ジョイボーイは”Dの一族”!?
ジョイボーイについては『空白の100年に実在した地上の人物』と言われていましたが、
恐らく、約800年前に滅ぼされた「ある巨大な王国」の人間なのでしょう。

オハラの”クローバー博士”の仮説では、「ある巨大な王国」とは
かつては強大な力を誇ったものの、後に世界政府を名乗る「連合国」に敗れてしまったとされていましたね。
そして、敗北を悟った王国側の人間は、その思想を未来へ託そうと「空白の100年」の真実を石に書き記したとのだと…。

この話を聞いた”五老星”が『オハラは知りすぎた…!!』と頭を抱えていたことから、
クローバー博士の仮説が正しかったのだと分かるわねーい…!!
魚人島との約束を果たすことができずに、その謝罪の手紙を「歴史の本文(ポーネグリフ)」に書き記したジョイボーイも
「ある巨大な王国」の人間なのだと考えられますね…!!
彼は”光月家”に依頼して、石に文字を刻んでもらったのでしょう!
さらに、ある巨大な王国を滅ぼした世界政府側の人間(五老星や天竜人)が「D」の名を持つ人間を敵視していることから、
この王国の住人こそが”Dの一族”だった可能性は高そうです!

ジョイボーイが魚人島への手紙の差出人であることからも、彼は”Dの一族”のリーダー的存在だったのかもしれませんね…!!
ある巨大な王国と”Dの一族”の関係については、コチラの記事で詳しく考察しています♪
ワンピース「ジョイボーイの正体」考察まとめ!!
今回は謎に包まれた”ジョイボーイ”の正体について、考察してみました!
ジョイボーイが「空白の100年」に人魚姫への謝罪文をポーネグリフに記したこと、
その時代に「ある巨大な王国」が連合国に滅ぼされ、ポーネグリフを残したことから、
彼は王国側の人間であり、自らの一族と魚人族の自由を勝ち取るために戦っていたことが分かります。
そして、ジョイボーイは”人魚姫”(古代兵器「ポセイドン」)と方舟「ノア」の力を必要としていたのですが、
ある巨大な王国が連合国に敗れてしまったことで計画が崩れてしまい、魚人島へ謝罪の手紙を書いたのでしょうね…!!