麦わらの一味の新たなる仲間を考察する上で重要な「数字の法則」
この法則に基づいて考えると、新たなる仲間は「2929の実」の能力者だと予想されるのですが、その人物は一体誰なのでしょうか…。
その第一候補としては、「ニキュニキュの実」の能力者”バーソロミュー・くま”が挙げられていますが、
私はフランキーが”くま”の「ニキュニキュの実」を受け継いで、新たなる能力者になるのではないかとも考えています!
今回はフランキーが”ニキュニキュの実”を食べる説について、考察していきますね!
フランキーが”ニキュニキュの実”を食べる!?

王下七武海”バーソロミュー・くま”といえば、「ニキュニキュの実」の能力者であり、掌の肉球でなんでも弾き飛ばすことができる”肉球人間”でしたね!
作者の尾田さんが「数字の法則」を意識して麦わらの一味の船員を構成しているならば、「ニキュニキュ(2929)の実」の能力者である”バーソロミュー・くま”もルフィの仲間になる可能性があると考えられます!
「ニキュニキュ」という響きも、敢えて「2929」に寄せているような気もしますし…。
しかし、私は”バーソロミュー・くま”が麦わらの一味の船員になることはない、と考えています。
その理由の一つとして、麦わらの一味の”船員”と”バーソロミュー・くま”の特徴で重複する部分が多くあり、キャラが被ってしまうことが挙げられます。
”くま”は海軍の科学者”Dr.ベガパンク”によって改造された「人間兵器」であり、同じくサイボーグである”フランキー”と被ります。
フランキー自身も”Dr.ベガパンク”の故郷「未来国バルジモア」にて、ベガパンクの技術を取り入れてパワーアップしましたしね。
また、”元七武海”という点では今後仲間になるであろう”ジンベエ”と、”革命軍”という点では、革命軍と面識がある”ニコ・ロビン”と被ります。
以上の理由に加えて、尾田さんが「”バーソロミュー・くま”は仲間になりますか?」という質問をSBSにて取り上げていることから(詳しくは「数字の法則」の考察にて)、くまが麦わらの一味の仲間になることはないと思います。
それでは、”バーソロミュー・くま”が仲間にならないのならば、誰が麦わらの一味の「2929の実」の能力者となるのでしょうか…。
私は既に仲間である”フランキー”が”くま”の「ニキュニキュの実」を継承して、「2929の実」の能力者となるかもしれないと考えています!
グランドラインにてルフィの仲間となった人物の中で、フランキーだけが悪魔の実の能力者ではありませんでした。(チョッパー、ロビン、ブルックは元から能力者)
イーストブルーで仲間になったゾロ、ナミ、ウソップ、サンジは全員「非能力者」であり、グランドラインで仲間になったチョッパー、ロビン、フランキー、ブルックが悪魔の実の能力者になると、すっきり揃うような気もしますね…!笑
ルフィの仲間が悪魔の実を食べるといった展開もワンピースの物語の中でまだ描かれていないので、フランキーが悪魔の実を食べて新しい能力者になる、という展開も面白いのではないでしょうか!
まぁ、これらは根拠のない予想ですが、実は”フランキー”と”バーソロミュー・くま”には共通点が数多くあり、それらがフランキーがくまの「ニキュニキュの実」を受け継ぐ伏線なのではないか、とも思えるのです!
フランキーとバーソロミュー・くまの”技”を比較!!
まずは、フランキーとくまが使う”技”について考察してみましょう。

フランキーの代表的な技といえば、コーラをエネルギー源として高圧な”空気の弾”を一気に放出する「風来砲(クー・ド・ヴァン)」ですよね。
「風来砲」はフランキーがよく使う必殺技なのですが、空気を放出するという点で”バーソロミュー・くま”も似たような技を使っていました。
くまの「圧力(パッド)砲」は、掌の肉球で弾いた大気(空気)を衝撃波のように放つことができる技なのです。
空気を放出する技を使うサイボーグという点で、二人は共通していますね。
さらに気になるのは、フランキーの「ウエポンズ・レフト」という技です。
「ウエポンズ・レフト」はフランキーの左手首が展開し、その中にある砲口から砲弾を発射する技でしたが、この時の手首の穴が”バーソロミュー・くま”の肉球のようにも見えるのです。

フランキーの手首には小さい銃口が4つと大きい銃口が1つあり、掌に付いている照準器と合わせると”くま”の肉球のように見えませんか??笑
もしも尾田さんがフランキーが「ニキュニキュの実」を受け継ぐことを想定して、フランキーに肉球のような銃口を描いていたならば、ものすごい伏線ということになりますね!
この当時は、フランキーが麦わらの一味の仲間になるのかさえ、よく分からない状況だったので…。
ちなみに、フランキーが新世界編において使用した”フランキーラディカルビーム”は、ベガパンクがパシフィスタに搭載した”レーザービーム”を応用したものでした!

このようにフランキーとバーソロミュー・くまには共通する技をいくつか持っており、これらはフランキーがくまの「ニキュニキュの実」を受け継ぐことを匂わせているのではないでしょうか。
「メラメラの実」の伏線

ドレスローザ編において、ドフラミンゴはルフィをコロシアムにおびき寄せるために、亡き”エース”の「メラメラの実」を餌としていましたね。
ルフィはそれを知った時に、行動を共にしていた”フランキー”に、このように持ち掛けます。
『そうだ、お前食わねェか!?フランキー』
しかし、ルフィの提案にフランキーは『カナヅチになるのはゴメンだ』と断ってしまいます。
ルフィにとっては亡き兄の形見である「メラメラの実」ですが、フランキーはエースとの面識は全く無く、カナヅチになるリスクを背負ってまで食べる義理はない、といった感じですね。
(私としては、カナヅチになるリスクよりも、メラメラの能力によるパワーアップのリターンの方が大きく、面白そうな気もしますが笑)
ただ、フランキーも『…”形見”ってとこか。ドフラミンゴの発言からみて罠という線も十分にあるが、これだけは言える。』『チャンスなら逃すな!!』
とルフィの考えに共感を示し、ルフィがメラメラの実をゲットできるように後押しするのです。
これらの会話もフランキーが今後、悪魔の実の能力者となる前提があるならば、伏線として仕込まれた会話のように感じますね。
さらに、第700話「奴のペース」において、ドフラミンゴはルフィに『お前が喉から手が出る程欲しがる物を、おれは今持っている』と言いました。
もちろん、「ルフィが喉から手が出る程欲しがる物」とは、エースの形見である「メラメラの実」なのですが、ここでルフィ『お…おい、それは一体どれほどおいしいお肉なんだ…!!』と勘違いをするのです。
そして、『お肉が一匹♡お肉が二匹♡』と錯乱状態に陥り、目がお肉になってしまったりしました笑

ここで気になるのは、『お肉が二匹』というワードです…。
『お肉が二匹』→『肉肉』→『にくにく』→『2929』→『ニキュニキュ』
と、この会話には「ニキュニキュの実」が隠されているのです!
フランキーが食べることを断った「メラメラの実」は「ニキュニキュの実」と対応している部分があり、これらはフランキーがニキュニキュの実を食べることを暗示しているようにも感じます。
先程も紹介しましたが、「メラメラの実」はルフィにとっての”形見”であり、エースとの面識がないフランキーがカナヅチになるリスクを背負ってまで食べる義理はありません…。
しかし、もしも前任の能力者がフランキーにとって大恩人であり、能力を受け継ぐ義理のある人物であるならば、フランキーが悪魔の実を食べるという展開もありえるのではないでしょうか!
フランキーの夢を守った”バーソロミュー・くま”

フランキーが悪魔の実を受け継ぐ義理のある大恩人、実はその人物こそが”バーソロミュー・くま”なのです!
第603話「心に留めておけ」では、フランキーから麦わらの一味を密かに救ってくれていた”バーソロミュー・くま”について、話がされました。
くまは、シャボンディ諸島にて大将”黄猿”の襲撃を受けていたルフィ達を逃し、さらには麦わらの一味の誰かが戻るまでの二年間、「サウザンド・サニー号」を守ってくれていたのだと…。
この時、フランキーは『心に留めておけ。この一味にとって、バーソロミュー・くまは結果的に”大恩人”だって事をな…』と仲間に告げていましたね。
しかし、たしかに麦わらの一味にとって”くま”は大恩人であるのですが、フランキーにとっては自らの「夢」を守ってくれた”スーパー大恩人”なのだとも思えます!
フランキーの夢は、『自らが作った夢の船”サウザンド・サニー号”で、世界の果てまで辿り着くこと』でしたね。

フランキーの夢は、サニー号なしに叶えることはできないのです。
つまり、くまが守ったサニー号は”フランキーの夢そのもの”なのだと考えられます!
一味が解散していた二年間、フランキーは自らの夢の船である「サニー号」を密かに心配していたのではないでしょうか…。
幼い頃からの大切な夢を守ってくれた”くま”は、フランキーにとってかなり特別な存在と言えますね。
ルフィとエース程に深い関係ではないかもしれませんが、大恩ある”くま”がこの先死ぬようなことがあれば、「そのニキュニキュ」の能力は”形見”としてフランキーが受け継いでもおかしくないと思います!
そう考えると、シャボンディ諸島でフランキーとくまが出会ったシーンも、なんとなく運命的に描かれているような気もしますね!
ワンピース”フランキーがニキュニキュの実を食べる!?”考察まとめ
今回はフランキーが”バーソロミュー・くま”の「ニキュニキュの実」を受け継ぐ説について、考察してみました!
”二人の技の共通点”や”ドレスローザでの会話”、”くまがフランキーの「夢」を守ったこと”など、フランキーと「ニキュニキュの実」の繋がりが見えてきましたね。
フランキーが本当に「ニキュニキュの実」を食べるのかは定かではありませんが、尾田さんはこれらの伏線を意図的に描いているような気がします。
ちなみに、以前の記事で読者の方からコメントで教えていただいたのですが、
能力者の数字を合計した「325(サニー号)」から、「29(ニキュニキュの実)」を引くと、「296」という数字が導き出せます。
「296」といえば、”バーソロミュー・くま”の王下七武海加入以前の懸賞金は「2億9600万ベリー」ですよね…。
こんなことが、ただの偶然で起こるのでしょうか…。笑
バーソロミュー・くまがなんらかの形で”麦わらの一味”に関わってくるような気がしてなりません。
今後、フランキーとバーソロミュー・くまの関係がどのように描かれていくのか、楽しみになりますね!