ワノ国編の開幕や終幕で度々登場している「狐面」の女性…。
オロチ城の宴会にて、この女性の正体が花魁”小紫”だと判明しましたが、
尾田っちはなぜこのような演出をしたのでしょうか??
何らかの意味がありそうです!
今回はワノ国編開幕で小紫が登場する理由やなぜ狐面をつけるのか、考察してみようと思います♪
トキトキの実の能力??
ワンピース第932話では、花魁”小紫”が狐面をつけて三味線の演奏をしていました。

このお面はワノ国編開幕の女性がつけていたものと同じであり、髪型や服装も小紫と一致していますね!
さらに、小紫といえば”光月日和”とも同一人物であることが判明しています。

おトコと共に行動しており、髪色が一致しているのでこちらも間違いありません!
それではなぜ、小紫が狐面をつけてワノ国編の開幕に登場しているのでしょうか??

この時の小紫の役割は恐らく、「狂言回し」に当たるのだと思います。
狂言回しというのは「物語の場面転換や話の進行をする語り部」のことであり、狐面の小紫もワノ国の物語を外から見ているように感じますね。

伏線大好きな尾田っちのことですから、何らかの意味はあるように感じますぞ!
そこで1つ思い当たるのが、「トキトキの実」の能力です。

トキトキの実の先代能力者は日和の母”光月トキ”であり、トキは20年前におでん城で死亡してしまいました。
そのため、現在トキトキの能力が誰の手に渡ったのかは不明なままです。
しかし、もしも日和がトキの死の間際に能力を受け継いでいたとしたら…。
日和が何らかの手段でトキトキの力を受け継いでいる可能性は考えられます!
もしもこの仮説が正しければ、開幕時に登場している日和は別次元にいる存在であり、
未来からワノ国の物語を見ているのではないでしょうか…!!
となると、第二幕開幕までは三味線を弾くだけの日和でしたが、後々は「語り部」として口を開くのかもしれませんね!
小紫が狐面をつける理由
小紫が三味線で曲を弾く時に、なぜ狐面をつけるのかも気になるポイントです!
そして、小紫が弾く「この曲」とは一体なんなのでしょうか…。

オロチが『そうそう、この曲じゃ』と喜んでいることから、これは小紫がよく弾く曲なのでしょう。
光月家の跡取り娘である日和が弾いていることから、光月家と関係がありそうな気もしますね。
そして、周りの芸者達は『なぜかしら、この曲を演る時、姉さんいつも面をつけるのよね』と噂話をしています。

私としては、この「曲」は20年前に死に際の光月トキが歌った曲なのだと考えています。
以前、トキが死に際に残した言葉について狂死郎はこのように話していました。

『20年前…!!燃える城の前でおでんの奥方はこう言って息絶えたという』
『”月は夜明けを知らぬ君、叶わばその一念は、二十年を編む月夜に九つの影を落とし、まばゆき夜明けを知る君と成る”』
『こう言って息絶えたという』という表現から、狂死郎はこの言葉を自分の耳で聞いたわけではないのでしょう。
ということは、この「詩」が本当は「歌」だった可能性もありえるわけです。

つまり、この曲は『光月家転覆の”悲しみ”と”復活の兆し”』を歌ったものであり、それを日和が受け継いで演奏しているのではないでしょうか!
日和はこの「曲」を演奏すると、光月家が滅び両親を失った過去を思い出し、涙が溢れてしまうのです…。
それを隠すために、小紫は「狐のお面」をつけているのだと予想します!