海賊なら誰でも知っているという有名な唄「ビンクスの酒」
スリラーバーク編にて、ブルックが仲間になる時に唄われた唄でもありましたね。
「ビンクスの酒」

「ビンクスの酒」は昔から海賊達に唄われていた唄だそうで、ルフィも『シャンクス達が唄ってた』と言っていましたね。
「麦わらの一味」や「ルンバー海賊団」「ローリング海賊団」の面々、海賊に憧れる「羊の家」の子供達も知っていたことから、世界中の人が知っているのでしょう!
この曲の意味について詳しいことは判明していないのですが、尾田っちは『今後も本編で使う大切な曲』と発言しており、
ワンピースの世界の謎を解くための何らかの伏線になっている可能性は高いです…!!


「ビンクスの酒」
ヨホホホ ヨホホホ ×4
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
海風 気まかせ 波まかせ
潮の向こうで 夕日も騒ぐ
空にゃ 輪をかく鳥の唄
さよなら港 つむぎの里よ
ドンと一丁唄お 船出の唄
金波銀波(きんぱぎんぱ)も しぶきにかえて
おれ達ゃゆくぞ 海の限り
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
我ら海賊 海割ってく
波を枕に 寝ぐらは船よ
帆に旗に 蹴立てるはドクロ
嵐がきたぞ 千里の空に
波がおどるよ ドラムならせ
おくびょう風に 吹かれりゃ最後
明日の朝日が ないじゃなし
ヨホホホ ヨホホホ ×4
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
今日か明日かと宵の夢
手をふる影に もう会えないよ
何をくよくよ 明日も月夜
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
ドンと一丁唄お 海(うなば)の唄
どうせ誰でも いつかはホネよ
果てなし あてなし 笑い話
ヨホホホ ヨホホホ ×4
ワンピース第488話「命の唄」より引用
ビンクスの酒の歌詞を読んでみると、”海賊達の冒険の日々を唄った唄”といったところでしょうか。
港から旅立った海賊達が数々の冒険を乗り越えて、様々な人々と出会い別れていく様子が伝わってきます!
そして、「ビンクス」という言葉の意味も気になりますね〜。
この言葉は尾田っちの造語なのですが、「人名」かもしくは「地名」なのかもしれません。


ちなみに、「ヨホホホ」という歌詞はカリブの海賊で歌われる「Yo Ho」のオマージュですなァ。
「ヨーホー」は日本語で、「えんやこら」といったような掛け声を意味しておりますぞ!!
さらに、気になったのは「ビンクスの酒」を聴いた”ロビン”が『どこかで聴いたと思ったら、懐かしい唄…』と言っていることです。

彼女は政府から逃げ延びるために、海賊の船に身を置いたこともありましたが、
あの時代は悪い思い出ばかりだったはず…。
ビンクスの酒を良い思い出のように懐かしんでいるということは、生まれ育った「オハラ」で聴いたのではないでしょうか…!!
この唄が「ポーネグリフ」や「空白の100年」の研究にも繋がっていたのかもしれませんね!
ビンクスの酒は”Dの一族”の唄だった!?

実は、ビンクスの酒が「歴史の本文(ポーネグリフ)」や「空白の100年」に関係があるということは、その歌詞からも読み取ることができるのです。
映画「ONE PIECE STAMPEDE」では、最後の島「ラフテル」のスペルが判明しましたよね。
ラフテルを英語で表すと「LAUGH TALE」
日本語に直訳すると、「笑い話」となります。
笑い話といえば、ビンクスの酒の最後のフレーズも『果てなし あてない 笑い話』でした…!!

歌詞の最後の「笑い話」、そして笑い話を意味する最果ての島「ラフテル」…。
なにか関係がありそうですなァ。
歌詞の最後の「笑い話」がラフテルを示しているのだとすれば、
『ビンクスの酒を 届けにゆくよ』というフレーズは、最後の島になにかを届けることを意味しているのではないでしょうか。
ラフテルに届けるといえば、思い当たるのは「真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)」です!

ポーネグリフの中には”情報を持つ石”が9つあるのですが、それらの情報を繋げて読むことで1つの文章が完成します。
このテキストを「リオ・ポーネグリフ」と呼び、ロジャーはこの文をラフテルまで届けることで、「空白の100年」の真実を知りましたね。
『ビンクスの酒を 届けにゆくよ』というフレーズがポーネグリフをラフテルに届けることを意味しているのだとすれば、
この唄は空白の100年に滅びた「ある巨大な王国」からのメッセージだと考えることもできます!

この王国の人々は「世界政府」と後に名乗る連合国の前に敗れてしまったのですが、
その思想を未来に託すために、ポーネグリフに真実の歴史を書き遺しました。
そして、「ビンクスの酒」を世界政府と敵対する海賊達に広めていくことで、
ポーネグリフをラフテルに届けることの重要性を後世に伝えたかったのではないでしょうか…!!
さらに、『空にゃ 輪をかく鳥の唄』というフレーズは「光月家の家紋」を表しているようにも感じます。

光月家といえば、800年前にポーネグリフを作り出した一族ですし、
「ビンクスの酒」もこの時に、リオ・ポーネグリフのヒントを伝える唄として生まれたのかもしれませんね!

ビンクスの酒は”Dの一族”が作った唄だと考えられそうですなァ!!

ある巨大な王国に”Dの一族”が住んでいたいう説は、コチラの記事で考察したでやんす♡